質問20: 天使は実在するのかどうかについて
「天使」というのは幻想なのでしょうか? 『奇跡講座』は「天使たち」について触れていますが(T-19.IV.C.i.9; T-26.IX.7および「ワークブック」)天使は自我が作り出したものなのか、実相の一部なのかというところが、私にはよくわからないのです。
回答
天使は幻想の一部です。「人間のような体をもった存在としての天使」といった普通の意味で言う場合であれ、『奇跡講座』の中で語られているようなものとして言う場合であれ、同じことです。このコースの教義においては、実相とは、唯一、天国における神と子の一体性だけを指しています。一致だけが存在していて、父と子の間には何の区別もない状態です。この実相の中に、複数形は存在しません。
『奇跡講座』によれば、その他のすべては、夢に属する幻想の一部です。このコースは、比喩や象徴として、天使たちのことを語っているのです。天使とは、神の想念の反映を表現するための象徴であり、神の想念は、常に私たちと共にあります。これは、私たちがすでに慣れ親しんでいる言葉を愛情深く、詩的に用いて、神が〈一なる子〉へと差し伸べている愛について教えるためのものです。私たちは、神の愛を直接体験することに対しては、依然としてあまりに大きな恐れを抱いているようなので、このような配慮がなされているのです。
私たちは普通、天使というものを、私たちを慰め、助けになってくれる慈愛に満ちた霊であると理解しています。私たちがそうした肯定的なイメージを連想するので、イエスはこのコースの中で、この形態を使用しています。そして、私たちに理解できる言葉で、私たちが自分の恐れを徐々に手放していけるように助けているのです。このコースの中の、天使について触れている箇所は、美しく詩的な言葉遣いとなっていて、慰めや元気づけの言葉が使われていることに、あなたも気づかれることと思います。これらは、私たちに対する神の愛の真理を反映する、勇気づけの言葉です。