DO NOT MISS OUT! AMAZING THINGS ARE COMING!

質問15: 罪悪感の本質について

facim q&a

私の理解する限りにおいては、『奇跡講座』は、私たちのすべての苦しみの根底には罪悪感が存在していて、この罪悪感は抑圧されていると言っています。そしてその次に、その罪悪感に対処する方法としては、たとえば精神分析のような、それを明るみに出すといったプロセスによるのではなく、外の世界を赦すということを勧めているように思えます。

そうだとすれば、この罪悪感は純粋に理論的なレベルにあるだけのもののように見えますが、結局この罪悪感という概念はいったい何の役に立つのでしょうか?

 


回答

『奇跡講座』が論じている罪悪感というのは、存在論的な〔訳注〕罪悪感のことです。つまり、私たちは神から分離することはできたが、それをするにおいては神が破壊されなくてはならなかった(つまり、分離した個々の存在と、完全な一体性とは、互いに相容れない共存不可能な状態である)と、信じることから来る罪悪感です。

 

〔訳注〕 存在論 (岩波書店・広辞苑・第5版から引用): あらゆる存在者が存在者としてもつ共通の特質やその根拠を考察する学問。アリストテレス以来、形而上学の基礎的部分。学としての形而上学はカントにより批判的に再建され、その後も観念論的存在論や唯物論的存在論などが輩出し、現在でも人間実存の分析を通じて存在一般の意味を明らかにしようとする新しい存在論の試み(ハイデッガー、ヤスパース、サルトルら)がある。

 

けれども、『奇跡講座』によれば、この罪悪感は、単なる理論的な構築物ではありません。この外側の世界そのものが、文字通り、この存在論的罪悪感から作り出されたと言っています。つまり、心の内側に保持するにはあまりに恐ろしすぎるものを、外側に投影したかに見えるもの、それがこの世界である、ということです。

 

この神からの分離というのは、単なる幻想にすぎず、しかも儚い幻想ですから、それが実在するかのように見せかけておくためには、何らかの強力な防衛のように見えるものが必要とされました。そうした防衛となったのが、「存在するすべてである神」を破壊した攻撃にまつわる、熾烈な罪悪感でした。そしてその罪悪感は、「本当のところ、自分は攻撃をしたのだろうか、あるいはそもそも攻撃するということが可能だったのだろうか」という疑問そのものを、埋没させてしまいました。

 

ですから、私たちがこの世界の中で、他の人々との様々な関わりを通して〈赦し〉のプロセスを実践するとき、断片的なやり方とは言え、私たちは実は、あの存在論的罪悪感の様々な側面を相手にしているのです。それは間接的なアプローチですが、潜在する問題に対して現実的かつ直接的な効果があります。私たちが外側の世界において実在のものとして扱ってきたものごとは、自分が無意識の中に埋没させているものの投影である、と捉えることにより、私たちは、実際に、その埋没している罪悪感を、次第に意識化していくことになるのです。

 

これが、自我の戦略を無効にします。自我の戦略は常に、私たちが自分の心の中にある罪悪感から目を逸らせ、この世界の中の諸問題やそれらにまつわる罪悪感へと注意を向けるように誘導することですが、前記のようなアプローチにより、あの根源的罪悪感の源として潜在している前提、すなわち「私たちは分離していて、愛は破壊された」という前提はまったく本当のことではないと、私たちは認識することができるようになってくるのです。

 

精神分析における「罪を明るみに出すプロセス」は、『奇跡講座』が目指しているのと同じ目的へ向かわせることもできますが、一般に行われているそれは、実際のところ、自我の防衛戦略の術策にはまり込んでいます。精神分析が露見させようとしている罪悪感は、依然として、外的な煙幕の一部にすぎず、私たちが心の中の真の問題に戻れなくするために自我が構築したこの世界に属するものです。それは、まだ、肉体をもった人間や、人間同士の関わり合いに関連した罪悪感であり、この罪悪感は依然として一つの結果であって、『奇跡講座』が取り扱っているような、存在論的な意味で潜在している原因ではありません。

 

 [2010年3月11日]

All The Tools You Need To Build A Successful Online Business

Lorem ipsum dolor sit amet, metus at rhoncus dapibus, habitasse vitae cubilia odio sed. Mauris pellentesque eget lorem malesuada wisi nec, nullam mus. Mauris vel mauris. Orci fusce ipsum faucibus scelerisque.